金口木舌(2011年6月17日)

 北沢防衛相の「小言」発言は頭にくるね。仲井真知事ならずともむかっ腹が立つ。しかも国会で「話すはずもない」「捏造(ねつぞう)だ」とのたまったんだから始末が悪いよ

▼オスプレイ反対、普天間県内移設反対は県民みんな言っているよ。仲井真さんはそれを代弁したわけで「小言」じゃない。でも北沢さんから見りゃ、反対、反対を繰り返す仲井真さんは落語に出てくる「小言幸兵衛」に見えるんだろうな
▼幸兵衛は長屋の家主さん。これが変わり者でへ理屈をこねて部屋を借りたいという豆腐屋や仕立屋を追い返してしまう。しつこいようだけど仲井真さんのはへ理屈でなく、県民からすれば正論だ
▼最近は震災復興の「トモダチ作戦」で名を挙げた海兵隊も、沖縄では相変わらずの「戦争屋」。しかも危ない小道具を沖縄に持ち込もうというんだから。一坪だって貸したくないし、一機だって入れたくない
▼それにしても沖縄の知事は損だよ。国に盾突けば「小言」とけちが付く。逆に国になびけば県民から突き上げがくるだろう。だけど、知事の苦悩があればこそ県民も報われる。それは歴史が教えているよ
▼自分を評して「マットーバー」という仲井真さんに落語のような面白さを期待しても駄目だよ。でも、いいじゃない、かりゆしウエアが似合う「仲井真幸兵衛」で頑張ってもらおう。お後がよろしいようで。