<金口木舌>家庭の味、ゴーヤーの味

 先日のこと、友人と「家庭の味」について話をする機会があった。それぞれの人に、好みの調理法があるだろうが、すぐ頭に浮かんだのはゴーヤーチャンプルーだ

▼豚肉を入れたり、ポークランチョンミートを入れたり、味付けに至るまで家庭の味はさまざま。チャンプルーだけでなく、おひたしや天ぷらなど、今やゴーヤー料理は食卓を彩る“不動の4番バッター”といったところか
▼ところで内閣府が発表した「食育に関する意識調査」で、夕食を家族とほとんど毎日一緒に食べる人は71・6%となり、前回2010年調査から15・1ポイント増と大きく増加した。「ほとんど毎日」と答えた以外で「回数を増やしたい」と答えた人も60・8%に上った
▼担当者は「東日本大震災を受け、家族の大切さが見直されたのが大きい」と分析する。進む核家族化や、共働き世帯が多い中にあっても、家族の絆を見詰め直し、大切にしようという人が増えつつある
▼家族一緒の夕食は、正しい食習慣につながり、地元食材を使った伝統的な食文化の定着や地産地消も後押しする。何より、家族の団らんは「家庭の味」をいっそう引き立てる最高の調味料だ
▼8日は「ゴーヤーの日」。県産ゴーヤーの消費拡大を目的に各地でさまざまなイベントが予定されている。この日は腕によりをかけたゴーヤーチャンプルーで、わが家の食卓を楽しみたい。