<金口木舌>巧妙な話、ガッティンナラン

 「おかしいとは思ったの。だけどやられた。巧妙だったわ」。これは沖縄市で発生した医療費還付金詐欺に遭った被害者女性の話。だまし取られたのは28万円。額もさることながら心のダメージが大きい

▼「医療費過去5年分の過払いを払い戻します」という電話の主は自称「沖縄市医療保健課」の職員。そんな部署はあったかな、役所勤めを終えた被害者は不審に思う。それでも言われるままATMの前へ
▼年金を貯めていた口座は、ほぼすっからかん。「もう何もやる元気がない」としょげる。聞いている当方もため息が出る。目に見えぬ犯人を問い詰めようもなく、ただただウッチントゥー(うなだれる)の図
▼詐欺的な行為と言えば、普天間飛行場へのMV22オスプレイ配備の話もあんまり。嘉手納基地や伊江島にも数千回単位で飛来するという。「空飛ぶ脅威」に、沖縄中が「アキサミヨー、ガッティンナラン(承服できない)」と怒るのも当然
▼「いかなる重大な環境問題も生じない」という米海兵隊の環境審査書をうのみにして、県や市町村に持参した沖縄防衛局にはあぜん。巧妙に安全性を装ったつもりだろうが、事故はまた起きた。まさに「語るに落ちる」話
▼17日の宜野湾市民大会。ウッチントゥーはしておれないし、アキサミヨーとほうけてもおれぬ。欠陥機は本土で試さずとも、ガッティンナラン。