被災漁港の65%が完全復旧 農水省「全て回復にめど」


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 農林水産省は4日、東日本大震災の発生から4年になるのを前に、被災地の農林水産業の復旧状況を発表した。宮城県など被害のあった7道県の計319漁港のうち、2月末時点で65%に当たる208漁港が水揚げのための機能が完全に回復した。

 部分的な復旧も含めると96%(305漁港)が水揚げ可能となった。農水省は「計画の2016年3月末までに、全ての漁港で全面復旧するめどがついた」と説明した。
 ただ、被害の大きかった3県を、部分復旧を含めて比べると、岩手が94%、宮城が96%なのに対し、東京電力福島第1原発事故のあった福島は80%とやや遅れ気味だ。
(共同通信)