沖縄市・中央パークアベニュー相互通行へ


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 【沖縄】沖縄市の中心市街地にある中央パークアベニューが一方通行から相互通行へと変更される案が浮上している。1985年以来の大変更に、市センター商店街振興組合も市とともに「道の駅」の設置など街の設計図に着手し始めた。

ただ国道330号拡幅などとの兼ね合いもあり、具体的な変更時期については定まっていない。
 市センター商店街振興組合は2012年の通常総会で、相互通行への変更案を承認した。その後、相互通行に関する委員会を組合内に設置して、アイデアを募ってプランの検討を官民で進めている。
 具体的には、国道330号から進入する部分には多目的広場を設定、道の駅を設けるなどの提案が出ている。また県道の山中通りに至る終点地点のコリンザが図書館に移行することを踏まえたアイデアも検討を進めている。
 振興組合の桑江清理事長は「山中通りからは入りづらい状況が続いたが、相互通行で車の進入もスムーズになる。通行の利便性がプラスに作用する点を重視して街づくりをしたい」と話す。組合では、停車帯部分を廃止して、道の拡幅を図る考えで、アーケードは残していく考えだ。
 相互通行の実現について沖縄市では「いつから始まるかは、まだはっきり見えていないが、できる限り早くやりたい」と話している。

相互通行にした際のパークアベニューのイメージ図
相互通行案が浮上し、街づくりのプランが官民で行われている中央パークアベニュー=沖縄市中央