<南風>親子一緒に健康づくりを


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 日頃の健康づくりに皆さんはどのように取り組んでいますか。

 私は25年前にNAHAマラソンをリタイアした後、還暦の年に向けてその数年前から練習してましたが、大病を患い断念しました。

 以前から健康管理で、ウオーキング&サイクリングをしていましたが、継続できませんでした。体は見る見るうちに健康(体重オーバー)になりましたが、やはり日頃の不摂生がたたり、病になりました。

 私が勤めている職場で、50代の社員に体が非常に柔軟な人がいます。「なぜそんなに柔らかいのですか」と問うと、「職場で毎朝実施しているラジオ体操に真剣に取り組んで続けているからだ」と答えました。それ以外にも、自宅でも軽いストレッチ運動も継続して実施しているとのことでした。

 「ラジオ体操」と言えば、夏休み期間中の朝、子どもたちと一緒にしていますが、最近はラジオ体操をきちんとできる子どもが減っているように思えます。朝のラジオ体操に何となく参加するようになっているので、今年から、ラジオ体操だけでなく、みんなと楽しく遊べるレクリエーションも取り入れ、効果ある健康づくりに取り組みたいと思います。

 調査の結果、沖縄県の児童は運動を全くしない子と、運動に積極的に取り組む子が二極化しているとの分析があります。そこで、県教育庁保健体育課が推進している、児童生徒が楽しくできる「がんじゅうアッププログラム」を取り入れることを提案します。生活習慣の確認や休日などに子どもと楽しく、家族ぐるみで日常的な運動習慣の確立に取り組んでみませんか。

 保護者が率先してすることで、沖縄の健康長寿を取り戻すことができるのではないでしょうか。

 お父さん、お母さん、継続して子どもたちと一緒に健康づくりをしましょう。

(石川謙、県PTA連合会会長)