ITと40代

 正真正銘の中年と呼ばれる年になった。私が20代前半のころ、ワープロもパソコンもなければもちろん携帯もなかった。和文か英文タイプのアナログである。はじめてワープロの原形なるものを目にしたときにはすごく感動したのを覚えている。

私も一太郎からワードへと移り、表計算もロータスからエクセルへと変化した。40代後半以上の方は多分に私と似たような経験者だと思う。今ではエクセル、ワードは当たり前、プレゼンはパワーポイント。スカイプで会議とITの進化とともにビジネススキルも変化させた。
 最近はネットを通して商品を購入するケースも多い。また若い世代は携帯から友人のプレゼントや自分の身の回りの品なども購入するというから驚く。季節ものや期間限定お取り寄せ品などは人気である。企業からの発注も多くなった。例えば、名刺、カタログといった印刷物から文具や作業着など、さまざまである。これからは隣近の同業者ばかりがライバルではなく他府県の名も聞いたことのない業者がライバルとなるケースも多い。
 しかし、逆もまた真なりで小さい島の沖縄もいろんな違いを逆手にして地域の商品がネットを通して売れる時代がやってきた。私と同世代でITを使わないことを自慢にしていたら間違いなく時代においていかれる。なぜなら中年世代はあと10年以上働かないといけないので心しておかなければならない。私と同世代はアナログとデジタル社会の端境期を生きていてデジタルデバイドによって同世代でも差が広がっている。我々個人は時代には逆らえない。抵抗せずに乗るしかない。
 ITが商売や仕事の仕方を変えつつあるのは事実だ。
(伊波守、(株)アース貿易代表取締役)