台風７号、小笠原諸島に最接近　本州は週明けに大荒れか

　非常に強い台風７号は１１日、小笠原諸島を暴風域に巻き込み、最接近した。その後も小笠原諸島の東を北西に進み、１５日から１６日ごろにかけて強い勢力で東日本や西日本にかなり接近する恐れがあり、１４日ごろから天気は大荒れになるとみられる。

　小笠原諸島では１２日にかけて、一部の住家が倒壊する恐れもある猛烈な風が吹く見込み。気象庁は暴風や高波、高潮、土砂災害に厳重な警戒を呼びかけた。伊豆諸島では１２日はうねりを伴って大しけとなる見込み。

　気象庁によると、予想される最大風速（最大瞬間風速）は、１２日は小笠原諸島３０メートル（４５メートル）、１３日は伊豆諸島２５～２９メートル（３５～４５メートル）。波の高さは、１２日は小笠原諸島９メートル、伊豆諸島７メートル、１３日は伊豆諸島１０メートル、小笠原諸島７メートル、関東、東海、近畿６メートル。１２日午後６時までの２４時間予想雨量は小笠原諸島１５０ミリの見通し。

　台風７号は１１日午後９時現在、小笠原諸島・父島の北北東約１００キロをゆっくりした速さで北寄りに進んだ。