こま撮りアニメ「もじゃとまじょ」が最優秀賞に 作者の根間笑花さんは県立芸大院生 NHK番組の30年記念コンテスト、来年の放送が決定


この記事を書いた人 琉球新報社
KOMADORIチャレンジの最優秀作品「もじゃとまじょ」に使用したもじゃの人形を紹介する県立芸術大学の根間笑花さん=21日、那覇市の県立芸術大学

 県立芸術大学の大学院生の根間笑花(えみか)さん(23)が制作したこま撮りアニメ作品「もじゃとまじょ」が、NHK「プチプチ・アニメ」の放送30年目を記念したコンテスト「KOMADORIチャレンジ」で最優秀作品に選ばれた。同作品は2024年のプチプチ・アニメで番組化することが決まっている。

 プチプチ・アニメは「ロボット パルタ」や「ニャッキ!」などのこま撮りアニメ作品を放送してきたシリーズ。

 受賞作品は、綿から生まれた生き物の「もじゃ」が、魔女の魔法によってぬいぐるみのドラゴンに姿を変える物語。根間さんは物を作る過程が好きで、制作の楽しさを作品で表現したという。

NHK主催のKOMADORIチャレンジで最優秀作品に選出された「もじゃとまじょ」で、綿から生まれた生き物の「もじゃ」と魔法を使う魔女(提供)

 根間さんは21年からこま撮りアニメの制作を始め、同年に沖縄デジタル映像祭で最優秀賞を受賞した。絵本の制作も行っており、9月1日から那覇市のデパートリウボウで開催される第4回アートフェスティバルで販売する。卒業後も制作を続けていく予定という。

 根間さんは「今回の作品は母の協力もあり完成できた。いろいろな人に良い報告ができたことが一番うれしかった」と笑顔を見せた。
 (福田修平)

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