消費税インボイス準備大詰め 免税者、登録様子見も


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 10月に始まる消費税のインボイス(適格請求書)制度の準備が大詰めを迎えている。登録により納税義務が生じる「免税事業者」の登録申請は7月末時点で約92万者。政府は様子見だったり、そもそも検討していなかったりする事業者も多いとみて、25日開いた関係府省庁会議で周知徹底がなお課題だと確認した。取引先から値引きや取引減を迫られる恐れもあり、注意喚起も強化する。

 政府はこの日の会議で、納税義務がある「課税事業者」のうち9割超に当たる約278万者が登録申請したと発表した。ただ免税事業者に関しては何割が済ませたのか明示できないとし、「周知を引き続き丁寧に実施していく」ことを申し合わせた。