香川の念仏踊ユネスコ登録で活況 5年に1度の総踊も


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 香川県綾川町で行われた「滝宮の念仏踊」=27日午後

 香川県綾川町で27日、五穀豊穣を願う伝統の「滝宮の念仏踊」が行われた。滝宮の念仏踊を含む各地の「風流踊」が昨年11月、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されることが決まって以降、綾川町では最初の開催となり、例年より多くの見物客らが訪れた。

 町民らでつくる「踊組」全11組の計約200人が参加する5年に1度の「総踊」も実施された。大うちわを持つ踊り手3人が太鼓やほら貝の音色、「ナムアミドーヤ」の念仏に合わせて踊りを披露した。踊り手の峯尾明宏さん(47)は「五穀豊穣を願って懸命に踊った。伝統を継承していきたい」と話した。