社会

釜石津波訴訟、市の賠償認めず 「防災センター」で犠牲

 岩手県釜石市鵜住居地区の防災センター。逃げ込んだ多数の住民が津波の犠牲になった=2011年12月

 東日本大震災の際、避難場所に指定されていない岩手県釜石市の鵜住居地区防災センターに逃げた家族が津波の犠牲になったのは、市が正しい避難場所の周知を怠ったためなどとして、遺族2組がそれぞれ市に約9千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、盛岡地裁(小川理津子裁判長)は21日、請求を棄却した。

 判決理由で小川裁判長は「市が防災センターを避難場所だと住民に誤解させたとは言えない。避難場所の周知も怠っていない」と指摘した。

 原告は住民の女性=当時(71)=と近くの市立幼稚園臨時職員だった女性=同(31)=の遺族。


(共同通信)