経済

初の完全個室型 東京・大阪間で18日から

座席がパーティションで区切られた夜行高速バス「DREAM SLEEPER 東京・大阪号」の車内

 関東バス(東京都中野区)と両備ホールディングス(岡山市)は、完全個室型の夜行高速バス「DREAM SLEEPER 東京・大阪号」を18日から東京−大阪間で運行を始めると発表した。両社によると、全座席に扉が付いた完全個室を備えた高速バスは業界初といい、料金は新幹線料金とビジネスホテル代を想定した片道2万円(小児1万5500円)という設定で、ビジネス客の利用を見込んでいる。

 座席は、扉とパーティションで仕切られた電動式のリクライニングシートになっており、全11席。温水洗浄機能付きトイレやパウダールーム、無料Wi−Fi(無線LAN)を備え、各パーティションにはコンセントや空気清浄機も設置されている。

 大阪行きは、池袋駅西口を午後10時50分に発車し、翌日午前6時40分に難波・大阪シティエアターミナル(OCAT)着、午前7時半に両備バス門真車庫着。東京行きは、午後9時50分に同車庫、同10時40分にOCATを発車し、翌日午前6時40分に池袋駅西口着の予定。

 両備グループの中国バスは、カーテンで仕切った個室型の夜行高速バス「DREAM SLEEPER」を既に町田・横浜−広島・福山間で運行している。快適性が評判となり、乗車率80〜85%と好調で、ビジネス客の利用が増加していることから、東京−大阪間での導入を検討し、関東バスに共同運行を持ちかけて実現した。

 高速バスは2000年と02年の規制緩和により新規参入業者が増え、価格競争が激化しているが、18日に東京都内で会見した両備ホールディングスの小嶋光信会長は「コストだけで競争してきた高速バスに快適性と安全性を実現し、世界でも一番になるバスを作っていきたい」と抱負を語っている。

 2月28日まで料金を大人1万8000円(小児1万4500円)にする運行記念割引を実施する。乗車券は乗車日の1カ月前から、関東バス案内所や旅行代理店などで発売される。【兵頭和行】


(毎日新聞)