国際

女優ストリープさんに反発

メリル・ストリープさん=AP

 【ロサンゼルス長野宏美】米女優メリル・ストリープさんが映画賞のゴールデン・グローブ賞の授賞式でトランプ次期大統領を批判したことに対し、トランプ氏の支持者らが反発している。ソーシャルメディアでは「ボイコット・オスカー」や「ボイコット・ハリウッド」などのハッシュタグができ、2月に開かれるアカデミー賞の授賞式を視聴しないよう呼びかけている。

 「現実離れした大富豪が賞を与え合う(アカデミー賞)授賞式なんて見ない」「(次期)米大統領を尊敬しないエリートに対して立ち上がる」。トランプ氏の支持者らはツイッターでこう書き込んでいる。大統領選で広がった「反エリート」の波がハリウッドを襲い、米国の分断を浮き彫りにしているようだ。

 多様性やメディアの役割の重要性を訴えたストリープさんの演説は称賛の声が起きた。その一方で、「反トランプ」を公言していた人からは、「警告」も出ている。

 「メリル・ストリープの演説こそ、トランプが勝った理由だ」。2008年の大統領選で共和党候補だったマケイン上院議員の娘で、反トランプの立場から今回は無党派に投票したというメーガン・マケインさんはツイッターに投稿。「ハリウッドの人たちが(トランプ氏が勝利したのは)なぜかを認識しなければ、彼の再選を助けることになる」と主張し、エリートが正論を吐くだけでは大衆の心に響かず、トランプ氏の支持者に目を向けるよう促した。


(毎日新聞)