社会

旬の地元食材で食堂特製メニュー 本格洋食

長崎特産の食材を使ったメニューを提供する料理長の坂本シェフ。5月は旬のビワを使った料理を考案した=長崎市で2017年5月19日午前10時49分、浅野孝仁撮影

 ◇毎月19日限定 150食完売続く

 旬の地元食材を使った長崎市役所の食堂の特製メニューが人気を呼んでいる。シェフが考案した本格的な洋食料理で、長崎の食の魅力を市内外に発信することを狙っている。毎月19日限定で提供しているが、市職員以外も利用でき、毎回全150食を完売している。市水産農林政策課は「市外の方も、ぜひ食べに来てほしい」とアピールしている。

 国の食育推進基本計画で「食育の日」と定められた毎月19日を、長崎市は2009年から独自に「食卓の日」として、地元食材の利用促進などに取り組んでいる。この一環で昨年6月から、市役所の食堂で地元食材を使った特製メニューの提供を始めた。

 食堂の料理長、坂本洋一シェフ(48)は同課の職員と相談しながらメニュー作りを進めている。これまでに、トラフグのから揚げ▽アスパラガスソースをかけた白身魚のムニエル▽甘いシロップで煮たビワを添えたポークステーキ−−などを考案し、ご飯とみそ汁付きの定食として出した。値段は500円で、毎回全150食が売り切れた。多くの人においしさを知ってもらうため、各家庭で料理できるようにレシピも配布している。

 うわさを聞いて、初めて食堂を訪れた同市の会社員、小峰悦子さん(54)は「こんな本格的な料理を500円で食べられるなんて。これからも来たい」と絶賛していた。

 坂本シェフは「長崎にはこんなに素晴らしい食材があるということを知ってもらいたい」と話す。今月の19日は、長崎県産アジの衣揚げに夏野菜を添えた料理を提供した。【浅野孝仁】


(毎日新聞)