知事公務最終日に仲井真弘多次期知事(左)と面会し、握手する稲嶺恵一知事=8日午後2時30分、知事応接室
1998年12月から2期8年にわたって県政を運営してきた稲嶺恵一知事(73)は9日で任期を終え、10日付で仲井真弘多氏(67)が就任する。稲嶺知事は離任を前に8日午後、県庁で記者会見し「高い支持率に心から感謝する。21世紀の沖縄がますます発展することを期待する」と県民へのメッセージを読み上げた。引き続き県庁1階で離任式が行われ、「高い支持率は副知事以下、皆さんのおかげだ」と県職員の労をねぎらうとともに、「次期知事にも皆さんの力添えをお願いする」と別れのあいさつをした。
仲井真氏の任期は2010年12月9日まで。
稲嶺知事は8日午後、牧野浩隆、嘉数昇明両副知事に退職辞令を交付。仲井真氏と県庁で面会し事務事項を説明した。仲井真氏は退任する知事と両副知事の労をねぎらった。
稲嶺知事は、離任記者会見で米軍普天間飛行場移設問題が未解決のまま退任することに「非常に残念で心残りだ」と感想を述べた。その上で「基地問題は非常に難しい。国民は『沖縄の基地負担軽減』という総論には賛成だが、各論になると『(基地を)受け入れる』という地域は出てこない。防衛問題を真剣に考え、全国から各論に理解を得ないと沖縄問題解決はあり得ない」と訴えた。
離任式では県職員に「感謝、感謝、感謝だ」と繰り返し「まだまだ多くの課題があるが県民の信頼を得れば一つ一つ解決すると思う」と呼び掛けた。知事と両副知事は花束を受けた後、職員の盛んな拍手を浴びながら県庁舎を後にした。
仲井真氏は10日の県立武道館での県身体障害者福祉大会出席が初公務となる。11日に初登庁し、初の庁議に臨む。就任会見に続いて午前11時40分から県民ホールで県職員に訓示する。初の議会となる県議会12月定例会は13日に開会。那覇商工会議所専務理事の仲里全輝氏(70)を副知事に起用する人事案件などを提案する。
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