【沖縄】ベトナム戦争(1960―75年)の時代に米兵でにぎわった刺繍(ししゅう)店や刺繍作品を紹介しようと、企画展「コザの刺繍店」が5日から沖縄市中央の市戦後文化資料展示室ヒストリート分室「しーぶんかん」で始まった。米軍の階級章、戦闘機や部隊のマークの刺繍が入ったシャツ、バッグのほか、当時の刺繍店や米兵たちを撮った写真などを展示している。
刺繍作品やベトナム戦争当時の刺繍店の写真などに見入る来場者=5日午前、沖縄市中央の「しーぶんかん」  市によると刺繍店は戦後、ゲート通りやセンター通り(中央パークアベニュー)などでAサインバーとともににぎわった。米兵はジャンパーや帽子に自分の名前や赴任先の地名などを入れるよう注文し、米軍からも階級章などの大量注文が相次いだ。ベトナム戦後は円高の影響などで衰退したという。 市が26人の刺繍店経営者・元経営者に聞き取りした調査結果も展示している。刺繍職人を育成する目的で、当時の琉球政府から許可を得て県外から迎えられた人物がいたことも分かった。子を持つ女性の就労支援のため開業した「ライカム刺繍店」も紹介している。 展示は3月28日まで。火曜から金曜の午前11時から午後7時(正午から午後1時は休み)。祝日は休館。問い合わせは098(929)2922。
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