社会

みぞれ、白く舞う 久米島で気温「1度」 沖縄で「雪」

 沖縄地方で39年ぶりにみぞれが確認された24日、県内各地で「みぞれ」とみられる白いものが風に舞う様子や「あられ」とみられる小さな氷の粒が降るのが見られた。みぞれは観測上、雪に分類される。

 久米島町にある国史跡宇江城城跡では、本紙の中島徹也通信員が「みぞれ」のようなものを確認。同城跡では午後6時前から午後8時すぎまで断続的に「あられ」とみられる氷の粒が降った。午後8時直前には氷の粒ではなく、雨に交じって白いものが強風に乗って舞う様子がみられたという。中島通信員は「『あられ』とは違う感じだった。雪やみぞれに近い感じがした」と話している。付近の気温を測ったところ「1度」だったという。


強風に舞う様子が確認された「みぞれ」とみられる白い粒。後方の暗闇に映っている白い点が「みぞれ」とみられる=24日午後7時半ごろ、久米島町宇江城の宇江城城跡(中島徹也久米島通信員撮影)

漁港の岸壁沿いにたまった「あられ」とみられる氷の塊=24日午後3時半すぎ、名護市の屋我地島

 「あられ」が降るのは各地で確認された。第57回NAGOハーフマラソンのスタート、ゴール地点となった名護市陸上競技場では24日午後、直径3ミリほどの氷の粒が地面で跳ねたり、衣服に付いたりしたのを本紙記者や選手、関係者ら複数が確認した。市民らは歓声を上げ、子どもたちは大はしゃぎしていた。
 ハーフマラソンを完走した瞬間、ゴール付近で友人らとともに氷の粒を見た渡久地結香さん(19)=名護市=は「氷が体に当たった感じがして雨ではないと思った。初めて見たのでうれしい」と興奮した様子だった。
 家族4人で釣りをしようと名護市屋我地島を訪れていた町田宗晃(むねあき)さん(35)=沖縄市=は車に乗っている最中、氷の粒が降るのを確認した。漁港に手ですくえるほど積もったという。町田さんは「(降った時は)とても寒く、耳も痛くなるぐらいだった」と話していた。同じく屋我地で同日午後3時35分ごろに氷の粒が降るのを目撃した横山司さん(64)=名護市=は「北海道に住んでいたころ、よく見ていた。あられに間違いないと思う」と話した。




琉球新報