【うるま】第105回春の全島闘牛大会(主催・県闘牛組合連合会、共催・琉球新報社)が8日、うるま市石川の多目的ドームで開かれた。県内18闘牛組合から選抜された総勢26頭の強豪牛が白熱した闘いを繰り広げ、会場は熱気に包まれた。体重別で争う3大タイトルマッチのうち全島一(無差別級)では、伊良皆圧送大進撃が初の王者に輝いた。中量級(970キロ以下)では闘将ハヤテが11度目のタイトル防衛を成し遂げた。軽量級(850キロ以下)は清風王道が力戦を制した。巨体が激しくぶつかり合う熱闘を観戦しようと、会場には4千人超の闘牛ファンたちが詰め掛けた。
沖縄全島一を決めるシーの一番(無差別級)は、伊良皆圧送大進撃のスピードのある腹取り攻撃を使った一撃が決まった。中量級は闘将ハヤテが圧倒的な強さを見せ、11度目の王者防衛を達成、1984年以来32年ぶりのタイ記録となった。軽量級は、26分09秒の激闘の末、清風王道が粘り勝ちした。