巨体ウミガメ救出劇 沖縄・渡名喜島


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身動きがとれなくなったアオウミガメ=5月30日、渡名喜村の呼子浜

 【渡名喜】渡名喜村の呼子浜(通称・ユブクハマ)で5月30日、アオウミガメの救出劇があった。地域住民が発見し「ウミガメが身動きできなくなっている」と役場へ連絡した。

体長約130センチの大きなアオウミガメが、産卵のために自ら掘った穴から出られず、海へ戻ることができなくなっている様子だった。役場職員らが少し手助けをした後、アオウミガメは自らゆっくり無事に海へ戻った。

渡名喜島周辺の海にはアオウミガメが多く生息している。

救出した同村所属地域おこし協力隊員の笹口真利衣さん(29)は「初めは弱っている様子で心配したが、海に戻せてよかった」と喜んだ。(笹原ナナ通信員)

英文へ→Trapped sea turtle saved on Tonaki Island beach