ヤンバルクイナ子育て真っ最中 国頭


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 【国頭】絶滅危惧種で、国の天然記念物に指定されているヤンバルクイナのひなが、国頭村内の農道で親鳥と共に餌を探す姿を8日、写真家の山城博明さん=南風原町=が撮影した。

早足にエサ場へ移動するヤンバルクイナの親子=8日午前6時30分すぎ、国頭村 (山城博明さん撮影)

 親鳥が枯れ草や腐葉土をつついて餌のミミズをついばむと、ひなもまねをして餌を探す姿が確認できた。茂みに入る親が呼び寄せるように鳴くと、ひなは早足に茂みに隠れた。

 クイナの子育てが見られる季節だが、道路で車にひかれる件数は増加傾向にある。

 環境省やんばる野生生物保護センターによると、ヤンバルクイナの事故件数は今年12件発生し、11羽が死んだ。センターの山本以智人(いちひと)自然保護官は「法定速度を順守して安全運転を心掛けてほしい」と呼び掛けている。