新春ことほぐ 1800人一堂に 歌い初め・舞い初め華舞台


この記事を書いた人 新里 哲
流派を超えて舞い、新年を祝う沖縄芸能連盟の会員ら=11日午後8時すぎ、那覇市の県立武道館(諸見里真利撮影)

 沖縄県内外の琉球芸能実演家が一堂に会して新年を祝う「第20回新春を寿(ことほ)ぐ 歌い初め・舞い初め華舞台」(琉球新報社主催、沖縄芸能連盟共催)が11日夜、那覇市の県立武道館で開催された。約1800人の参加者が「かぎやで風」などを披露し、芸道にまい進する思いを新たにした。

 参加した仲嶺夕理彩さんと嘉数奈々さんは「歌い初め―」と同じく二十歳を迎えた。仲嶺さんは「感謝の気持ちを忘れずに恩返しをする年にしたい」、嘉数さんは「琉舞を世界に発信できる人になりたい」と抱負を語った。

 沖縄芸能連盟の玉城秀子会長は「20回を迎え感慨深い。今年は新たに若衆芸術祭も催されるので多くの人に参加してほしい。皆さんにとって飛躍の年となるよう願う」とあいさつした。