校歌探訪 那覇市立天久小学校


この記事を書いた人 Avatar photo 松堂 秀樹

 ペリー来港記に「竹の村」と称された現在の那覇市天久。沖縄に訪れた外国人の宿泊所などがあり、戦前から国際交流が盛んだった。米軍基地返還後は、商業施設や住宅が立ち並ぶにぎやかな街になった「天久の大地」に2012年、天久小学校が開校した。
 校歌の歌詞を手掛けたのは初代校長の廣幸和さん。戦前から教育が盛んな土地だった天久に小学校が再びできた喜びを1番の歌詞「歓喜の響き はつらつと」で表した。外国人客の交流拠点だった歴史から「万国津梁の地であることを表現した」(廣さん)との2番には、「平和な里」「希望のたすき」の言葉が並ぶ。3番では天久宮など、古琉球時代の歴史がある「おもろのまち」を歌う。