旧正祝い 書き初め披露 県立博物館・美術館 護得久さん、小禄高書道部とコラボ


この記事を書いた人 琉球新報社
書き初めパフォーマンスを披露した護得久栄昇さんと小禄高校書道部員ら=16日、那覇市の県立博物館・美術館

 旧正月を祝して、大物民謡歌手キャラクターの護得久栄昇さんと小禄高校書道部による書き初めパフォーマンスが16日、那覇市の沖縄県立博物館・美術館(おきみゅー)のエントランスで開かれた。階段や1階を見下ろすことができる3階フロアまであふれた観客の前で、音楽に合わせたイラストと力強い書が披露された。

 護得久さんは「達筆だからね、字のうまさを見せてあげようね」と宣言し、おなじみのせりふ「チャメ!」を連呼しながら小禄高の生徒らに交じり、文字を書き連ねた。縦3メートル横5メートルの書道用紙に「笑う門には福来たる」などと書かれた作品が完成すると、観客からは歓声が沸き上がった。書道部の高良香澄部長(2年)は「楽しくできた。(護得久さんの)字も素晴らしい」と話した。

 イベントがあると知り、空港から駆け付けた西島圭子さん(45)、詩織ちゃん(7)親子=福岡県=は「すごく興奮した。とても面白かった」と笑顔で語った。作品は、18日までエントランスホールに展示される。パフォーマンス後は、18日に一日館長に就任する護得久さんに田名真之館長から委嘱状が手渡された。