沖縄気象台は5日、沖縄地方が梅雨入りしたとみられると発表した。平年より4日早く、昨年より5日早い。
沖縄本島や先島諸島は、梅雨全線の影響で大気の状態が不安定となり、県内は朝から大雨が降った。
特に石垣市では50年に1度の記録的な大雨に見舞われた。石垣市盛山で3時間降水量が観測史上最大の209・5ミリを観測したほか、久米島町北原で3時間雨量89ミリ、1時間雨量64・5ミリと5月の観測史上最大を記録した。
沖縄気象台は石垣市と竹富町、久米島町に大雨洪水警報を、本島中北部に洪水警報を出し、警戒を呼び掛けた。午後2時半ごろまでに全て警報は解除された。
沖縄気象台によると、向こう1週間は前線や湿った気流の影響で、曇りや雨の日が多くなる見込み。平年の梅雨明けは、6月23日ごろとなっている。
英文へ→The rainy season begins in Okinawa