政治

辺野古への思い 曲に 杉本さん作曲「奪うなジュゴンの海を」

音楽家の杉本信夫さんが作った「奪うなジュゴンの海を」を高らかに歌う西崎小の児童ら=19日、糸満市真栄里

 【糸満】糸満市在住の音楽家・杉本信夫さんがこのほど、新基地建設が進む名護市辺野古への思いを込めた「奪うなジュゴンの海を」を作曲した。沖縄音階の優しいメロディーに乗せて「辺野古の浜を守ろうよ」と歌う。19日、自宅に西崎小学校の児童らを集めて、ピアノと三線の演奏に合わせて合唱した。

 原曲は、復帰運動のころに杉本さんが作曲し、詩人の故・門倉さとしさんが詩を書いた「小さい馬」だ。
 多くの県民の反対を押し切って基地建設を強行する日米政府への怒りを示すとともに、平和と連帯の思いを込めて新たに詞を書き下ろした。
 曲は1番から4番まである。3番では「きれいな海よ 辺野古の浜を守ろうよ 海は皆のもの 浜も皆のもの 豊かな地球を守ろうよ」と歌う。
 4番には歌詞がない。杉本さんは「それぞれ自分の思いを歌詞にして歌ってほしい」と願う。
 曲の合間には「ハーレハレハレ」という与那国民謡のヘーシ(囃子)が挿入されている。「魔物は遠くへ飛び去って行け」という意味がある。
 糸満市の民謡歌手、上原修さん(45)と佑介君(13)親子の太鼓三線と杉本さんのピアノに合わせて、西崎小の児童らは高らかに「辺野古の海を守ろうよ」と歌い上げた。
 杉本さんは「怒っているけどどう表現していいか分からない人が多いと思う。シンプルで覚えやすい曲なので、思いを乗せて歌ってほしい」と話した。(赤嶺玲子)