「厄払い」、奔放に 宮古島・島尻のパーントゥ


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【宮古島】宮古島市平良島尻で3、4の両日に開かれた国の重要無形民俗文化財に指定されている伝統行事「パーントゥプナハ」。3体の来訪神は島内外から集まった多くの人々を追い掛け回し、泥を塗って厄を払った。

泥を塗られた子どもたちは「もう悪いことはしません」と趣旨違いのことを泣き叫んで親にしがみつき、家庭教育にもなっているようだ。行事の様子を写真で紹介する。

集落の外れにあるンマリガー(生まれ井戸)から姿を現した3体の来訪神=3日、宮古島市平良島尻
パーントゥ接近に泣きつく子どもを笑顔で見守る大人
真新しい家で酒を振る舞われるパーントゥ。家人や家の床、壁に泥を塗って厄払いするのも忘れない
警察車両もしっかり厄払い。犯罪も減るか