一足早いクリスマス 県洋菓子協、福祉施設にケーキ260個


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児童福祉施設の子どもたちに贈るクリスマスケーキ作りに取り組む、県洋菓子協会のメンバーら=3日午後3時半ごろ、那覇市東町の沖縄製粉サービスセンター

 県洋菓子協会(平安名常光会長)は3日、那覇市東町の沖縄製粉サービスセンターで児童養護施設の入所者や児童デイサービスの利用者に贈るクリスマスケーキ260個(65万円相当)を作った。

1975年からこの時期に贈っており、ことしで36回となる。4日に県共同募金会に寄贈し各施設に配布する予定。
 ケーキは直径18センチのチョコレートケーキで、専門学校「大育」製菓衛生師科の生徒ら22人を含む県洋菓子協会の会員約50人でケーキ作りに取り組んだ。
 平安名会長は「少し早いクリスマスだが、子どもたちに喜んでもらえれば一番うれしい。また若い学生もプロのパティシエと一緒に何百というケーキを作ることはいい経験になると思う」と語った。原材料費が高騰している中、ケーキの材料となる卵や小麦粉、牛乳などは県内の卸業者8社が提供した。