イオンモール沖縄ライカムで内覧会 25日開業 


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25日の開店を前に報道陣らに公開されたイオンモール沖縄ライカム。約220の専門店が軒を連ね、施設中央は開放感あふれる吹き抜けになっている=21日、北中城村

 北中城村の米軍泡瀬ゴルフ場跡地に建設が進められてきた大型商業施設「イオンモール沖縄ライカム」で21日、報道陣向けの内覧会が開かれた。店舗面積約7万8千平方メートル、5階建ての県内最大規模のショッピングモールには、県内初出店の70店舗を含む約220の専門店や映画館(シネマコンプレックス)が出店する。

25日午前9時に全面開業を迎える。
 正面玄関の「アライバルゲート」には赤瓦屋根や琉球石灰岩の建築材が使用され、ヤシの実の植栽、高さ2・5メートルの大シーサーなど沖縄リゾート空間を演出する。内覧会に先立ち、新垣邦男北中城村長や吉田昭夫イオンモール社長らが参加し、沖縄美ら海水族館の監修・協力による「ライカムアクアリウム」の除幕式を行い、30種類千匹の魚を観賞できる容量100トンの大水槽がお披露目された。
 海外観光客の誘致にも力を入れる館内では免税対応や7カ国対応両替機の設置のほか、イスラム教徒の礼拝に使える「祈祷(きとう)室」も整備した。
 核店舗となるイオン琉球の総合スーパーでは、店舗に陳列していない商品もその場でネット注文できる「タッチ・ゲット」の仕組みが紹介され、ネットと実店舗を融合した「オムニチャネル」のマーケティング戦略が導入されている。