「願う思い、陛下と同じ」 平和の詩・相良さん参列


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相良倫子さん

 22日の「即位礼正殿の儀」に、2018年6月23日の沖縄全戦没者追悼式で平和の詩を読み上げた相良倫子さん(15)=開邦高1年=が参列した。「『平和の詩』に導かれて貴重な機会をいただいた」と相良さん。平和を希求する天皇陛下のお言葉に触れ、「令和の時代を平和にしていく決意を感じられた。すてきな言葉だった」「平和を祈り、願う気持ちは陛下も私も同じ」と語った。

 相良さんは浦添市立港川中3年だった18年の慰霊の日、曽祖母の沖縄戦体験を聞いてつづった平和の詩「生きる」を朗読。全国から多くの反響があった。

 関係者によると、内閣府沖縄総合事務局が平和を希求する若者の象徴となった相良さんを参列者に推薦。約1カ月前に正式に招待を受けたという。

 参列を終えた相良さんは「とても貴重な体験をさせていただき、ありがたい気持ちと光栄な気持ちがある」と感激した様子で話した。