「税金の無駄遣いをやめろ」 辺野古新基地建設工事に抗議


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 玉城江梨子
構内に山積みにされた土砂を背に抗議を続ける大行動参加者ら=24日、名護市安和

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設に反対する市民らは24日、市安和の琉球セメント桟橋前に集まり「民主主義を壊すな」「税金の無駄遣いをやめろ」などと声を上げた。

 21日から始まった「ストップ辺野古―連続5日大行動」の3日目。市民によると、午前10時半までに最大150人が集まった。

 午前7時、工事車両8台が桟橋前に待機したが市民らが立ちふさがり、同9時半に撤収した。年に数回、抗議行動に参加している福田唯一さん(70)=東京都=は「県内外から多くの人が集まり工事を止められている。警戒は続くが勝利の気持ちだ」と話した。

 同日正午現在、桟橋での作業は実施されていない。市民によると、本部港塩川地区や米軍キャンプ・シュワブのゲート前でも工事車両の出入りは確認されていない。【琉球新報電子版】