嘉手納 きょう降下訓練 三連協、中止申し入れ


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 【中部】米連邦航空局は28日、米軍が29日午後4~8時に嘉手納基地でパラシュート降下訓練を実施すると航空情報で発表した。実施されれば同基地での降下訓練は今年4回目。米軍はこれまでの降下訓練でMC130特殊作戦機を使用している。同型機は18日に着陸装置の一部を伊江島補助飛行場内で脱落させ、嘉手納町議会が民間地上空での飛行訓練禁止を日米関係機関に求めたばかりだった。
 降下訓練は日米特別行動委員会(SACO)で伊江島補助飛行場に集約すると合意されており、地元自治体は嘉手納基地での訓練禁止を再三求めている。
 嘉手納町と沖縄市、北谷町でつくる「嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会」(三連協)の会長・當山宏嘉手納町長は28日、沖縄防衛局へ訓練中止を申し入れた。県も防衛局と外務省沖縄事務所に米軍へ中止を働き掛けるよう要請した。