日本復帰50年、沖縄で初の国民文化祭開催 文化庁が玉城デニー知事に内定書手渡す


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宮田亮平文化庁長官(左)から2022年秋の国民文化祭沖縄初開催の内定書を受け、握手する玉城デニー知事=29日、東京都の文化庁長官室

 【東京】文化庁は、2022年に日本復帰50年を迎える沖縄で第37回国民文化祭を開催することを内定した。29日、同庁で宮田亮平文化庁長官が玉城デニー知事に内定書を手渡した。玉城知事は「ありがとうございます」と喜んだ。沖縄での国民文化祭開催は初めて。

 交付後、玉城知事は記者団に対し「復帰50周年を迎える節目の年の開催は、新時代沖縄の到来を告げるとともに、島々の鼓動を、人々の輝きを、限りない沖縄の可能性を存分に引き出し、県内外に発信していく絶好の機会となる」と期待した。

 内定式で宮田長官は「第37回国民文化祭を沖縄県において開催することを内定する」と内定書を読み上げ、玉城知事に手渡した。宮田長官は「沖縄県の国民文化祭が大成功になることを祈念して」と述べ、自身が制作した銅鑼(どら)を打ち鳴らした。

 2020年度に実行委員会を立ち上げ、ロゴマークやマスコットキャラクター、テーマソングを作成する予定。21年度にかけて基本構想と実施計画を策定し県内市町村にも協力を呼び掛けていく。【琉球新報電子版】