那覇市消防局は31日午後1時から、那覇市銘苅の同消防局で会見を開き、火元が正殿内部の可能性が高いことを示唆した。奉神門にも延焼し、7棟が全焼した。火災は同1時半に鎮火した。
全焼したのは奉神門のほか、正殿と北殿、南殿、書院・鎖之間(さすのま)、黄金御殿、二階殿。焼損面積は計4836平方メートルに及んだ。
那覇消防によると、11月2、3日に開催される首里城祭りに向け、首里城御庭では業者らが31日午前1時すぎまで、機材を設置するなどの作業をしていたという。火元とみられる。正殿内部には一切立ち入っていないとしている。
那覇消防は今後、那覇署と実況見分を実施し、出火原因を調査する。【琉球新報電子版】