米憲兵隊、街頭で飲酒運転禁止呼び掛け 沖縄署と合同でチラシ配布 運転中の携帯禁止も


この記事を書いた人 問山栄恵
米軍人や県民に飲酒運転や運転中の携帯電話使用の禁止を呼び掛けるチラシを配布する在沖米空軍嘉手納基地の憲兵隊員(左)と沖縄署員=7日午前、沖縄県沖縄市の胡屋交差点

 【沖縄】沖縄警察署と米空軍嘉手納基地憲兵隊は7日、沖縄市の胡屋交差点周辺で交通安全広報チラシを配布し、運転中の携帯電話使用や飲酒運転の禁止を呼び掛けた。沖縄署が管内で交通安全の広報活動を米軍と合同で行うのは初めて。信号待ちのドライバーに、米憲兵隊員や沖縄署の警察官、ボランティアら約45人がチラシを配りながりながら、注意を促した。

 道路交通法の改正に伴い12月1日から運転中の携帯電話の使用罰則が強化されることや、米軍人による飲酒運転の摘発が相次いでいることなどを受け、米軍人や県民に広く広報することが目的。日本語と英語の2種類のチラシを配布した。沖縄署の新垣智之地域交通官は「交通事故がなくなるよう協力して頑張っていきたい」と語った。

 チラシを配布したダニエル・バスケス1等軍曹(32)は「携帯電話や飲酒運転の禁止などは日米のどちらも抱えている問題だ。協力体制を県民や米国人に見せることができる良い機会だった。今後も継続して協力していきたい」と話した。【琉球新報電子版】