石垣市平得大俣への陸上自衛隊配備計画で、市住民投票を求める会(金城竜太郎代表)らが、計画の賛否を住民投票で問うよう市に求める訴訟の第1回口頭弁論が19日、那覇地裁(平山馨裁判長)であった。市側は棄却を求めた。意見陳述した金城代表は、市民が求める住民投票を拒むのは「住民の口を封じ込むもの」と批判し、住民投票の実施を強く求めた。次回は12月24日に開かれる。
市側は答弁書で求める会の主張に対し「自治基本条例の解釈や議会との行政とのすみ分けを図った地方自治法の趣旨をも逸脱するものであり、認められるものではない」と反論した。