万国津梁会議の委員選定議事録なし、問題点は?


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 NPO法人「情報公開クリアリングハウス」の三木由希子理事長の話 全ての場面で一言一句を記した議事録を作るのは難しいが、少なくとも選定した経緯や理由が確認できる文書を残すしておく必要がある。そうでないと後付けで何でも言える。適正に政策を決めていると説明しても、立場や考え方が異なる側は真に受けてくれない。

 三役など高いレベルだと職員がいなくて記録を残すことが難しいという問題はあるかもしれない。だが、本来はむしろそういう場の議事録こそ残しておくべきだ。政策として実行される可能性が高いからだ。特に万国津梁会議は知事の肝いりで、野党から突っ込まれやすい政策だ。適正に記録を残していないなら危機管理としてもよくない。