沖縄にサーキット場ができる 沖縄市が整備へ 補正予算案を可決 修正案提出も


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 米倉 外昭

 【沖縄】沖縄市議会(小浜守勝議長)は9日の12月定例会本会議で、沖縄サーキット整備事業費9366万円を盛り込んだ2019年度一般会計補正予算案を賛成多数で可決した。市議会野党は、同事業の土地利用計画や活用などが整合性を欠くとし、事業費を歳出から削除する修正案を提出したが、賛成少数で否決された。

 事業費の内訳は工事施工に伴う委託料と工事請負費で、市債7020万円を含む一般財源で賄われる。

 沖縄市は将来的に「沖縄サーキット場」(仮称)を整備する前段として、旧倉浜衛生施設組合跡地に「モータースポーツ多目的広場」(仮称)を建設する計画を進めており、年度内にも着手する予定。総事業費は約7億円を見込む。

 修正案に賛成した屋富祖功議員は「最終候補地の決定について課題の解決策が見えない中で事業を進めるのは疑問だ」と主張した。修正案への反対討論で新里治利議員は「市長公約のモータースポーツ事業と旧倉浜衛生施設組合の跡地利用が合理的に進もうとしている」と述べた。