ダイヤモンド・プリンセスの乗客、那覇寄港時にすでに発症か 国立感染研が分析 複数の発症者が感染広げた可能性


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那覇港に停泊するクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」=2月1日、那覇港

 【東京】沖縄県内で新型コロナウイルス感染者が増えていることに関連し、現在横浜港に停泊している「ダイヤモンド・プリンセス号」が那覇港に寄港した1日時点で、乗客に複数の発症者がいたとみられることが20日、国立感染症研究所の資料で分かった。乗客2679人のほとんどが那覇で下船しているとされ、複数の発症者を通じて県内で感染が広がった可能性もある。

 感染研が19日時点で発症している人のうち、発熱や呼吸器症状が出るなど発症日のデータが収集されている197例の情報を整理した。

 感染研は、1日時点での具体的な発症者数等は公表していない。