辺野古新基地、説明資料にミス20カ所 防衛省


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防衛省が設置した「技術検討会」の第6回会合=1日午後、防衛省

 【東京】名護市辺野古の新基地建設を巡り、防衛省は1日、軟弱地盤の改良工事に向けて設置した有識者会議「技術検討会」の説明資料に20カ所のミスがあったと明らかにした。データの棄却理由の記載が漏れていたり、土砂調達量の集計が誤ったりしていた。防衛省が1日にあった技術検討会第6回会合で修正内容を説明したのに対し、委員長の清宮理早稲田大名誉教授は「これまでの議論に影響はない」と述べ、他の委員からも異論はなかった。

 技術検討会は昨年9月から今年3月までに5回開催されており、うち初回から4回目までの説明資料にミスが確認された。同省によると沖縄防衛局の委託業者が資料を精査した際に発覚したという。【琉球新報電子版】