石垣市内学校、7日から臨時休校 新型コロナ、20日まで


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臨時休校を発表する中山義隆市長(右)ら=5日午前11時すぎ、市教育委員会

 石垣市は5日午前、臨時会見を開き、新型コロナウイルスの「市中感染」が沖縄本島で発生している可能性を踏まえ、市立小中学校を春休み明けの7日から20日まで臨時休校にすると発表した。始業式・入学式も延期する。状況次第では休校期間はさらに延びる可能性もあるとしている。

 石垣市を含む八重山地方では現在、感染者は確認されていないが、春休み期間に旅行などで本島に旅行した児童生徒や保護者に感染のおそれがあることなどを踏まえて判断した。

 期間中は給食の提供はない。幼稚園なども休園措置を取る。保育所などは従来同様受け入れる。市内の県立4校とも今後、臨時休校措置について調整を進める考えを示した。

 市や市教委の職員は6日以降、島外出張を禁止する。市民にも島外旅行のほか、不要不急の出張の自粛を求めた。保護者が7日以降に出張などで島外に出た場合は、その児童生徒も保護者の帰島後2週間は出校停止とする。

 中山義隆市長は「子どもたちの命や健康を守るための判断なので、理解してほしい」と述べた。【琉球新報電子版】