普天間基地に県と宜野湾市が立ち入り 有害物質「泡」流出 土壌と水採取求める


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松川正則・宜野湾市長(右から2人目)や市職員らが米軍普天間飛行場に立ち入った=21日午後、同市内

 【宜野湾】沖縄県宜野湾市にある米軍普天間飛行場から、発がん性が指摘されている有機フッ素化合物PFOSを含む泡消火剤が流出した問題で、国と県、市の3者は21日午後4時から、基地内への立ち入り調査を開始した。日米地位協定の環境補足協定に基づく立ち入りで、県と市の立ち入りは初めて。

 県は、日米合意に明記された土壌や水のサンプル採取を求めており、実現するかどうかが焦点になる。宜野湾市は事故についての状況説明などを求めている。国は16日、県や市に連絡せず単独で基地内に立ち入っていた。【琉球新報電子版】