コロナ、本島中部の70代女性死亡 沖縄県内新たに2人感染


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)

 沖縄県は23日、新型コロナウイルスに感染し入院中だった中部保健所管内在住の70代の女性が22日に死亡したと発表した。県内での新型コロナ感染関係での死者は4人目。詳しい死因は調査中だが、女性はコロナ感染症が重症化しやすいとされる糖尿病や高血圧などの持病があった。

 23日は新たに那覇市の10代女性(職業・調査中)、宜野湾市の60代男性(無職)の2人の感染が確認された。10代女性は同居する家族(50代男性)からの家庭内感染とみられる。宜野湾市の60代男性の感染経路は現時点で不明。

 県は23日、軽症者のホテル療養に際し、移動手段の確保が難しいとして自衛隊法83条に基づき陸上自衛隊第15旅団に災害派遣要請を出した。県内の医療機関から那覇市内のホテルに軽症患者を移送する。派遣要請期間は23~30日。

 ここ数日、県内の感染者の発生が1桁台にとどまっているが県は「重症者はむしろ増えている」と述べ、引き続き外出自粛への理解と協力を求めた。県内の感染者数は133人(男性80人、女性53人)。入院中は101人で、重症者は10人で70代5人、60代1人、50代3人、40代1人。ホテル療養は15人、自宅療養は1人、退院は12人。累計PCR検査実施数は1894人。県によると、米軍嘉手納基地内の患者3人のうち、2人は23日までに陰性となり、隔離措置が解除された。

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