衛籐沖縄相「記録残ると相談しにくい」 テレビ閣議に


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
衛藤晟一沖縄担当相

 【東京】衛藤晟一沖縄担当相は1日の会見で、この日初めて行われたテレビ会議方式の閣議を巡り「今、何もかも記録に残さなきゃいけないというから、ちょっとした相談がしにくい」と話す一幕があった。

 衛藤氏は「記録に残すべきじゃないと言ってるのではない」と前置きした上で「記録に残さなきゃいけないからと言って、結局、(大臣として)所管のこと以外は全部言わないことになっている」と、他の大臣の担当範囲に言及しにくい現状を説明した。

 閣僚同士が施策について担当の領域を越えて「本音で話せるような空気も大事だ」という意図からの発言だが、施策決定過程の透明化が求められる中で議論を呼びそうだ。