「奨学金の額、条件は?」 キリ学新入生ら、沖縄県議選の立候補予定者とZoom討論会


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オンラインで学生たちと意見を交わす県議選の立候補予定者ら=25日

 5月29日告示、6月7日投開票の沖縄県議選に向け、沖縄キリスト教学院大学は25日、オンラインで公開討論会を開催した。4月入学の新入生を対象とした授業の一環で、県議選の立候補予定者6人を招いた。学生らはさまざまな質問を投げ掛けて選挙や政策への理解を深めた。

 討論会はテレビ会議システム「Zoom(ズーム)」を活用し、英語コミュニケーション学科の1年生と3、4年生の学生ら約80人が参加した。学生らは新入生向けの授業で政治参加や社会課題の解決法などを学んでいる。

 立候補予定者は政治家を志したきっかけや若者向けの政策を伝えた。学生らは政策に対し「奨学金の額や条件はどれくらいか」「米軍機の騒音で侵害されている学習環境の改善を、どう考えるか」など質問をした。

 18歳選挙権の導入後県議選が行われるのは初めて。討論会に参加した学生のうち78%は投票に行ったことがないという。「政治には関心がなかった」という雨瀬ひかるさん(19)は「投票は意思を反映する大切なものだと思った。選挙に行ってみたい」と話した。仲吉隆晃さん(18)は「学費やコロナ対策に興味がある。政策に生かしてほしい」と思いを託した。(’20県議選取材班)