読谷村の米軍着陸帯にオスプレイ 使用常態化、地域住民が懸念


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オスプレイに乗り込む米軍関係者ら=28日午後、読谷村のトリイ通信施設(読者提供)

 【読谷】沖縄県読谷村の米陸軍トリイ通信施設に28日、普天間飛行場所属の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが相次いで飛来した。読谷村は同施設内の着陸帯について訓練目的の使用を認めていないが、21日にもオスプレイが複数回使用する様子が確認された。地域住民からは着陸帯使用の常態化への懸念が出ている。沖縄防衛局は琉球新報の取材に対し、明確な回答を避けた上で「引き続き米軍と密接に連携を図りながら安全面に最大限の配慮を求める」と答えた。

 午前10時半から午後2時までの間に、少なくともオスプレイ2機が複数回飛来するのが確認された。午後0時15分すぎには2機が着陸し、兵士と思われる隊員ら数十人が乗り込む様子も見られた。

 村には事前の連絡はなかったが、担当課の職員が目視で飛来を確認した。村は着陸帯の使用目的も含め事実関係を確認中で、訓練に関する使用であれば米軍や防衛局への抗議を検討する。