マスクなしOK「屋外で2メートル空け」 沖縄県が新しい生活様式提言 3密回避求める


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 新型コロナウイルスの新規感染者が沖縄県内で1カ月間確認されていないが、県などは今後もウイルスと共存しながら社会経済活動を進めるよう求めている。人との距離を2メートル空けることや必要な場面でマスクを着用すること、手洗いなどの衛生管理を基本とした「新たな生活様式」を一人一人が生活の中に反映させる必要があるとされる。感染者が出ても、流行させない対策が重要となる。

 県が示す「『新たな生活様式』の実践例」では感染防止の基本を取り入れ、こまめな手洗い、換気やせきエチケット、3密(密集・密接・密閉)を回避することを勧める。買い物や公園で遊ぶ時は、混雑する時間や場所は避けることが大切になる。

 季節が夏に向かう中で、マスクは外した方が良いとされる場面もある。厚生労働省は5月末、屋外で人との距離が十分に確保できる時は、マスクを外すよう提言した。マスクを着けたままで、負荷のかかる作業や運動をすることは避けるよう求めている。

 一方、保育や介護など人との接触が避けられない場面もある。日々の流行状況を見極め、感染を予防しながら新たなスタイルを模索する生活が続く。