新型コロナウイルスの影響で大人数が集まる花火大会などが中止となる中、全国の花火業者有志が1日午後8時、各地で一斉に花火を打ち上げた。新型コロナの早期収束の願いを込めた、希望の光が島を照らした。
全国の花火業者有志でつくる「Cheer up!花火プロジェクト」が花火の打ち上げを企画し、163事業者が関わった。3密を避けるため、打ち上げ場所は事前に告知されなかった。沖縄県内では沖縄花火、サウスエリア、スターフィールドの3事業者が参加した。宜野湾、浦添、糸満の3市で、それぞれ75発の花火が夜空を彩った。北谷町でも花火が打ち上がった。
宜野湾市で打ち上げたサウスエリアの小嶺哲治社長は「コロナの収束と医療従事者へのエールを込めた。一日も早く日常に戻ってほしい」と語った。花火大会のルーツは一説には悪疫退散祈願ともいわれている。