リニューアル「オリオン ザ・ドラフト」 伊江島産大麦使用「最高の沖縄クラフトビール」 9日全国販売


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リニューアルし9日から全国で販売する「オリオン ザ・ドラフト」

 オリオンビール(豊見城市、早瀬京鋳社長)は「オリオンドラフト」をリニューアルし「オリオン ザ・ドラフト」として9日から全国で販売する。原材料に伊江島産の大麦を使うことで、沖縄でしか造れない「沖縄クラフト」として売り出す。

 同社の看板商品とも言えるドラフトの商品リニューアルは5年ぶり。商品名の変更は1960年以来、60年ぶり。

 大麦の肥料にはビール製造過程で発生するビール粕を使用することで、循環型社会への貢献も目指す。製造面ではこれまでのドラフトに比べ1・2倍の長期熟成とすることで、雑味のないうまみと熟成した味わいを実現した。澄み切ったうまみを生かすため、よく冷えたものを冷蔵庫で冷やしたタンブラーグラスに入れて飲むことを推奨している。

 早瀬社長は「ドラフトは今までも名護工場で作り、やんばるの水を使ってきたが、中身は本当に沖縄クラフトと呼べるのかと思ってきた。本当の沖縄クラフトの答えが伊江島の大麦だった。伊江島の皆さんと最高の沖縄クラフトビールを作った」と話した。

 60年ぶりとなる商品名の変更について、ブランドマネジメント課の吉田直樹課長は「これぞ沖縄の定番中の定番の生ビールという自信と誇りを込めた」と説明した。

 価格はオープン価格だが、350ミリリットル缶は2円値上げする。商品は缶は350ミリリットルと500ミリリットル、瓶は633ミリリットル、500ミリリットル、334ミリリットルで展開。