オスプレイ3日連続の夜間飛行 午後11時前後「騒々しい工場」並み


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米軍普天間飛行場に着陸する垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ=11日午後11時34分、宜野湾市内

 【宜野湾】米軍普天間飛行場で垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが11日、航空機騒音規制措置(騒音防止協定)の時間外である午後10時~11時半すぎまで飛行した。80~90デシベル台の騒音が発生し、宜野湾市民から「上空を飛んで、やかましくて眠れない」など9件の苦情が相次いだ。午後10時以降の夜間飛行は3日連続。市が5日に沖縄防衛局へ市民生活への配慮を申し入れた一方、米軍は訓練を優先し続けている。
 オスプレイは午後10時54~57分に4機が滑走路北側から着陸。さらに午後11時34~37分に2機が着陸した。市と県の騒音測定によると、普天間中学校で午後10時56分に最大90・6デシベルの騒音が発生した。午後11時37分には87・8デシベルを記録した。90デシベルは騒々しい工場内の音に相当する。
 市の基地被害110番には「低空飛行のうるささに驚いている」といった電話が寄せられた。寄せられた声は松川正則市長が目を通し、米軍と防衛局へメール送信している。